指輪の交換の意味
リングピロー
婚約指輪
結婚指輪
つける位置で意味が違う
愛を誓う証
リングガール・ボーイ
デザイン
相場
●指輪の交換の意味
結婚指輪の歴史の長さは並大抵のものではありません。2000年以上前にもさかのぼるのです。時は古代。結婚指輪の習慣は、ローマ時代から始まったといわれます。一説には、当時のローマ教皇が、誓いのしるしとして鉄の指輪を用いるようにしたことが始まりだといわれています。
相手から贈られた指輪をはめるということは、すなわち「約束を必ず守る」ことを意味したそうです。
その後、西洋においては、13世紀頃から司祭が立ち会う形式の結婚式が始まり、16世紀になると、今度は教会で式が挙げられるようになったといわれています。結婚式で指輪が交換されるようになったのは、この時期だといいます。そしてこの結婚指輪の交換儀式は、西洋から日本へ伝わり、一般に広まったのは約50年ほど前でした
ところで、リングは「永遠」を意味することをご存知ですか? リングの円が途切れることのない永遠の絆や愛情を表しているのです。
また、結婚指輪は、左手の薬指にはめる習慣がありますが、これにも歴史があります。古代ギリシャでは左手薬指と心臓はつながっていると考えられていたそうです。そこで、お互いの心と心をつなぐという意味で、左手薬指にリングがはめられることになったそうです。心臓は、人間の心、すなわち感情を司る場所だと考えられていたのです。
実は、この左手薬指の説は、古代エジプトにも残っているそうです。左手の薬指は「指輪の指」と決められていました。そして、この指を流れる静脈は「愛の血管」であり、心臓とつながっていると信じられていたのだそうです。古代ギリシャと古代エジプト。どちらの説が有力かはわかりませんが、どちらも心臓につながる指というところからきているのは共通しています。
現在の結婚指輪の素材は、プラチナが一般的ですが、古くは鉄のリングだったといわれています。鉄は愛の強さを示すものとされていたのです。
結婚指輪といえば、ブランドやデザインなどに意識が向きがちですが、結婚指輪そのものの意味合いも、考えたいものですね。
●リングピロー
古代エジプト時代の結婚式で、
宝石を装飾的な枕状のものの上にのせて飾っていたことに始まり、
西欧で貴重な品を主君に献上する際に、
クッションを用いる習慣へと受け継がれました。
これがやがて、
庶民の結婚式で一般化し、
宝石をピロー上に載せて運ぶというスタイルが定着したとされています。
そして、
古代ヨーロッパでは、
リボンや縄で一つに結ぶ行為は「約束」を意味して、
結婚を象徴していました。
そのため、
リングピローに付けられた長いリボンには、
新郎新婦の愛の誓いの意味が込められているのです。
●結婚指輪と婚約指輪
結婚時に用意すべき指輪は2種類あります。婚約指輪と結婚指輪です。
婚約指輪は、結婚の約束をした男女間で、男性から女性に対して贈られる指輪のことです。婚約の証として、記念ものとしての存在意義から、やはりダイヤモンドなどの純潔で高価な特別感のある石を使用したものを選ぶのが一般的です。どちらかといえば普段つけるものというよりは、パーティーや式典などの際に映えるゴージャスで華やかなデザインになります。
一方、結婚指輪はペアリングです。結婚する男女間で、結婚式において二人の誓いの証として交わされるもの。夫婦となった結婚後も、お互い日常的に薬指にはめて生活することを前提とすることが多いので、飾りは控えめでシンプルなものが一般的となっています。
●デザイン
ストレート
ストレートリング
リングのアームが真っ直ぐな、最もシンプル&ベーシックなデザインです。重ねづけがしやすいのも◎。
S字
S字
ゆるやかなウェーブがS字のように見える流線型のデザイン。”ウェーブライン”と呼ばれることもあります。
V字
V字
手の甲へ向かってV字型をしたデザインは、シャープでスタイリッシュな印象の指元に。指が長く見える効果も。
X字
X字
2本のリングを1ヵ所でクロスさせたデザイン。重ねづけをする場合は、細めリングを選ぶとバランスがよいでしょう。
太め
太め
太めのアームは力強い印象で、普段アクセサリーをしない男性からも好まれるかたちです。
細め
細め
フェミニンな女性にぴったりの細めアームは、シーンを選ばずつけられます。
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